更新 2009/11/06
床暖房の工事は、できれば夏のうちに!!
床暖房は冬に使う物ですが、工事は夏から秋にかけてがおすすめです。
寒い冬をむかえてからでは、工事期間中に寒い思いをするだけでなく、工事
日程が混み合ってしまうので、そのシーズン中の施工が間に合わない場合が
出てきます。
床暖房の工事をお考えでしたら、早い時期の施工をご検討ください。
床暖房の選び方
・これからの暖房は、輻射熱を使う床暖房
近年、住宅設備のリフォームで人気急上昇の床暖房。
「地球温暖化・環境問題・省エネ」のことを考えると、これからの暖房は
床暖房が適しています。
床暖房は、輻射熱で部屋を暖めます。
| 輻射熱の特徴 |
・直接物体にあたり、そのものに熱を伝える。 ・空気だけでなく、部屋の床・壁・天井などの表面温度を上昇させ、 更にそこから二次的な輻射熱を放射させる。
・この作用が、室温をそれほど高めなくても快適な暖かさを保つ。 |
上の表にあるとおり、輻射熱は人体にあたっても暖かく感じさせますが、
同時に部屋の中の壁や天井・家具などにも吸収され、それらが再び放射され
て、部屋の空気を暖めます。
例えば・・・
寒い季節でも日向ぼっこをすると、全身がぽかぽかく暖かく感じるでしょう?
あれは、太陽光線から来る輻射熱による暖かさなんです。
また、夏の夜、外気が下がり、部屋の温度もそれほど高くないのに、何となく
寝苦しいと感じた事はありませんか?
これは昼間、太陽光線で熱を蓄えた屋根や天井・壁などが、部屋の中に輻射熱
を放出しているからです。
輻射熱の力ってすごいですね。
今までの暖房では、天井の高い部屋を暖房した場合、天井近くに暖かい空気が
溜まり、床に近い部分は暖まりません。
しかし、輻射熱を利用する床暖房の場合、床面だけでなく、部屋全体がほとん
ど一定の温度になり、均一な暖かさを保つことができるのです。
ホットカーペットと同じと思われがちですが、じつは全く違うものなのです。
床暖房は
少ないエネルギーで、部屋全体をムラなく暖めることができます。
| ファンヒーターや石油ストーブ |
・灯油を燃やして熱に変え、部屋を暖める。
・灯油を燃やすときに出る水蒸気が、窓を結露させる原因に。 ※適度な湿度は健康のため必要ですが、必要以上の湿度は結露の原因となり、 カビ・ダニの発生にもつながります。
・暖まるのも早いが、火を消すと短時間で部屋の温度が下がる。 |
輻射熱を利用した床暖房は、室内で火を燃やさないため結露もほとんどなく
人間に有毒なガスや二酸化炭素・一酸化炭素を出しません。
・床暖房の特徴
床暖房は、輻射熱と伝導熱が、足元からじんわりと伝わり、部屋全体を
心地よい暖かさにしてくれます。
とても快適で健康的な上、部屋全体が暖まり他の暖房機が必要ありません。
また床暖房は、石油やガスを使うストーブのように
「空気の汚れ・乾燥・ほこり」といった心配もありません。
清潔な室内環境を保つことができるのが、床暖房の特徴であり、人気上昇の
ポイントになっています。
| 床暖房の特徴 |
・暖かい空気が部屋の上部にたまることもない
・暖房時に顔だけ熱くなって火照ることがありません。
・室内での燃焼がないので、空気はいつもきれい。
・水蒸気の発生も低いので、ダニやカビの原因となる結露もほとんどない
|
・床暖房の種類
床暖房は、大きく分けて電気式と温水式の二つの方式があります。
| 電気式床暖房 |
・イニシャルコストは安いが、ランニングコストが高い。
・温度調節は電気式の方が容易。
・比較的短時間の使用や頻繁にスイッチのON・OFFをする場合や、 局所的な暖房に向いている。 ※ランニングコストが比較的低い、深夜電力利用の「蓄熱タイプ」もある。
・基本的にはメンテナンスは不要。 |
○電気式には蓄熱式と非蓄熱式があります。
非蓄熱式:使用するときに通電するもの。
蓄 熱 式:夜間熱を蓄え、蓄えた熱を昼間に放出するもの。
| 温水式床暖房 |
・電気式に比べ、イニシャルコストは高いが、ランニングコストが安い。
・家全体を床暖房にする場合や、常時使用する必要のある寒冷地は 温水式床暖房が向いている。
・温水式はボイラーで沸かした温水を、床下のパイプに循環させる方式。 石油式、ガス式が一般的。
・定期的なメンテナンス必要。 |
※イニシャルコスト 初期投資費用のこと。
住宅設備機器などを導入する際、最初にかかるお金。
※ランニングコスト 維持費・運用コストのこと。
設備機器などをご使用になるために“継続的に”必要となる費用。
車でいうと、ガソリン・エンジンオイル・タイヤ・バッテリーなど
の消耗品や、保険料・駐車場代なども、これに含まれる。
・床暖房選びのポイント
「イニシャルコスト・ランニングコスト・快適性」の3つのポイントからみ
て、温水式か電気式のどちらがいいか?
それぞれの方式の特徴、メーカーや商品による違いもあるので、
面積や部屋数、使用時間帯や頻度をポイントにするといいと思います。
「設置面積が少ない・使用時間が短い、使用時間が限られている」
→ 電気式
・イニシャルコストが抑えられるので向いている。
・一部屋だけに導入し、短時間の使用であれば、電気式の方が
「寿命30年」で計算すると、ガス式よりお得。
「設置面積が広い・複数の部屋に設置する・在宅家族が多い」→ 温水式
・ランニングコストが抑えられるので向いています。
・広い面積を暖房する場合は、給湯器の規模の経済性が活かせるガス温水
式のほうが有利
どちらを選ぶにしても、床暖房の効果を発揮させるための建物の気密性や
断熱性は、施工する上で重要なポイントとなります。
また、予算の面から見ると、初期投資額・耐用年数・メンテナンス費用も
重要なポイントです。
ここ数年、床暖房は住宅設備のリフォームの中で一番人気となっており、
年々、普及率が伸びています。
なかでも温水式が伸びており、特にガス温水式は、住宅設備のスタンダードに
なっています。
電気式が決して劣るわけではありません。
お使いになる条件によっては、電気式の方が有利なときもあります。
しかし、現時点でお選びになるなら、ガス温水式の方が良いように思えます。
なぜならば・・・
・電気ストーブでは部屋が暖かくならないように、電気式だと思うように
部屋が暖かくならない。
・ガス温水式は、温度ムラがなく、暖まりも早い、電磁波の危険もない。
・ガス温水式は、床面温度が比較的均一に暖まるのに対して、
電気式フローリング一体型は、ヒーターパネル周囲が暖まらず温度ムラが
生じるものもある。
・電気式は、ヒーター等の一定の発熱のため低温やけどする恐れがある。
温水式の場合は、柔らかい暖かさで低温やけどもほとんどない。
・ガス温水式は、ランニングコストが電気式の約半分。
電気容量も気にせず複数室設置が可能。
・ガス温水式は、契約電力はそのままでOK!
電気式では、電気容量を20A~30A(電子レンジ2台分)増やさなければ
ならないため、基本料金がアップ。
当然の事として、暖房を使わない季節でも、同じだけの基本料金を支払わ
なければならない。
上記の点から見て、私個人としては、ガス温水式をお勧めしています。
以上、ご参考までに・・・